写真:佐藤政志

建築大工 佐藤政志

1950年生まれ 青森県三戸出身 江別市在住

生まれ育った青森県三戸町は、寒くてもマイナス6℃位と、北海道よりは暖かい地域でした。父は農業と林業をしていて、山から木を伐り、馬車でひく仕事を私も子どもの頃手伝いました。三戸は大工を仕事にする人が多くて、親戚にも大工がいたので、別に大工になりたかったというわけではないけど親方について、15歳の時、6人くらいで北海道に来ました。春から秋まで滝川、岩見沢、江別などで働き、冬になると青森に帰りました。その後北海道で暮らし、働くようになりました。

 

大工歴は2019年で54年になります。モノづくりが大好きだったので続けられたのかもしれませんね。以前は江別の他の工務店で30年くらい働いていたのですが、社長が工務店を廃業すると決めたので、社長が船木建設の社長に相談して、私は船木建設に来ることになりました。以来20年くらい船木建設でお世話になっています。

 

私が最初に教わった親方は、若いうちから墨付けを覚えさせようという考えの人でした。東北の住宅は、柱や土台が大きく、大広間や和室が立派な家を好む人が多かったので大工もそういう住宅建設で鍛えられたんだと思います。当時の家づくりは、土台は、表面が傷んでも中は腐らない栗の木を使ったりというように、今では考えられないほど良い木を贅沢に使いました。そういう木造大工の伝統的な技術は、今でも役には建ちますが、でもやはり家づくりはこの50年でだいぶ変わったと思います。

 

船木建設で一緒に働いている大工たちも、気心が知れた良い人が多いです。若い人にも細かい仕事を教えたりしています。リフォームの現場では傷み具合の酷い現場、今にも地震で壊れそうな家にも出会います。やはり新築の時に、まともな施工をしていないと後で直すにしても大変です。

 

大工仕事は集中力が大事だと思います。電動工具を使いながら別のことを考えていたら大きなケガにつながります。考え事をしながら働いていたら柱も垂直に立ちません。夫婦喧嘩をしたら翌日の仕事で集中が乱れますから夫婦喧嘩もしないようにしています(笑)。

 

たくさんの現場を経験しました。住宅の新築、リフォームだけでなく病院や裁判所なども経験しました。あと何年続けられるかわかりませんが集中していい仕事をしたいなと思っています。

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