居間階段のメリット・デメリット エコブレスの家について

 

なぜ居間階段やわざわざ居間を通る動線にするのか?

よくありがちな『子供の日常の様子を見守りたい』『家族の存在をいつも感じたい』など、

そんな理由を聞くことがあります。

我が家も例に漏れず、そんな理由でお家を建てる際に重要視したところでした。

親の思いとしては・・・非行を防ぎたい・・・

 

子供が学校に行くようになり部活などで帰りが遅く、生活リズムが違いあまり顔を合わせることがなくても、

せめて居間階段であれば二階の子供部屋に上がる際に言葉を交わさなくとも子供の顔や様子を見ることができるのでは?そう考えました。

我が家の子供はまだ小さいのでそこについての実感はありませんが、居間階段に住んでいる先輩に実際にどうか聞いてみると、

お友達が遊びに来た時にどんなお友達と仲良くしているのか見れるところは安心できるかな、ということをおしえてくれました。

確かに!きっとお友達もいい子に違いないけど、実際にお顔を見れるのは何となく安心です。

年頃の子供にとってはうっとうしく感じることも出てくるかもしれませんが、逆にお年頃を迎え親に干渉されたくない時期にも居間階段であれば子供が元気にしているか?何気なく表情をうかがい知ることができますね。

 

 

居間階段にしていい点は・・・

子供の様子を見守ることができる。

家族が顔を合わせることが多くなる。

間取りにもよるが広く見える。

2階と1階が行き来しやすい。

などをよく耳にしますね。

 

でも逆に・・・

子供の様子を見守ることで非行などを防げるのか?といえば恐らくそうとは限らない上、

プライバシーが少なくお客さんが来る際、居間など生活スペースを綺麗にしておかなくてはいけなく、ゴロゴロしたり気が抜けないなどのデメリットもあります。

そして、よく耳にするよくない点・・・

2階との温度差があると冷たい空気が階段部分から降りてきて寒い。

料理のにおいが2階にあがる。

などは長く住むうえでとても重要な点ではないでしょうか?

 

そこで今回は居間階段で懸念される臭いや寒さについて、

『エコブレス』の家なら解消されるのか?

エコブレスの家について、個人の感想も合わせて書いていこうと思います。

 

図:エコブレスのご紹介

 

まず、臭い問題についてはどうでしょうか?

実際、1階のダイニングでホットプレートを使って焼肉をした場合は多少は気になります。(そもそも臭いを気にする方は室内で焼き肉などはしないかもしれませんが・・・苦笑)

ですがカレーライスやニラを使った料理などの強めの臭いの食べ物の場合は、

1階は臭いますが2階に臭いが上がっていっている実感はありません。

 

常に空気を対流させているエコブレスだと家中に臭いが充満するのではという疑問も湧いてきそうですが、

臭い問題については焼肉をした日以外は感じたことはありません。

かといって、家中臭くてどうしようもないこともありません。(あくまで個人の嗅覚での実感ですが・・・)

 

寒さについてはどうでしょうか?

よく居間階段から2階の冷たい空気が降りてくるという話は耳にしますが、

空気の性質上、暖かい空気は上昇気流となり、冷たい空気は下降気流となるため、

従来のパネルヒーター式の暖房で2階の暖房を弱めたりなどして、家の中に温度差がある場合は仕方のない現象といえます。高気密・高断熱にしても、温度差がある以上ある程度までしか解消できない部分です。

 

エコブレスの場合は、新鮮な空気を家の中に取り込み常に家全体に対流させ、各部屋や踊り場なども含めてお家のどこにいても同じ温度を保つ空調システムなので、2階からの冷気の流れを今まで感じたことはありません。→エコブレスをもっと詳しく

 

そして、北海道という寒い土地柄、最近は高気密・高断熱などの言葉をよく耳にします。

簡単に高気密・高断熱と言いますが、

しっかりとした基準をクリアできなければ計画通りの換気が機能しませんし、エコブレスは実現できません。

 

 

エコブレスの工法を採用するには現場監督と大工ともに気密施工をしっかり理解し、

基準に従い正しく精密に設計、施工する必要があるので

どこの住宅メーカーでも取り入れられる工法・技術ではありません。

 

 

少しマニアックになりますが・・・

⇓ エコブレスの基準 ⇓

断熱性能として表すUA値は0.4W/㎡K以下

機密性能として表すC値は0.5㎤/㎡

※UA値とは家の外皮(外壁・屋根・床など)からどれだけ熱が流れ出てるのか、

外皮から熱が逃げる量(熱損失量)を計算して、その合計を外皮面積で割って算出したもので、

数値が小さいほど断熱性能が高いということになります。

※C値とは「相当すき間面積」つまり「どれだけすき間があるか」という数値で、

数値が小さいほど、家全体に対するすき間が少ないということになります。

 

 

 

住宅を建てる際や購入を検討する際には間取りをどうするか?は、当然考えると思いますが

どこの工務店にしようかハウスメーカーにしようか会社選びもとても重要なことです。

その会社の機密や断熱の数値を聞いてみてもいいかもしれません。

一概には言えませんが、

数値が小さい方が断熱性に優れている暖かい住宅を作るとも言えます。

 

居間階段を検討していて、メリット・デメリットをインターネットを検索すると、居間階段は臭いが気になる!そして寒い!ということがよくデメリットの項目を目にし、そして消極的になります。

 

それでもデザイン的に居間階段にこだわりたい場合、家族の様子を見守る方を重要視したい場合には、

デメリットを解消してくれるかもしれない?!空調システムなどについても考えてみるのもいいかもしれません。

 

「エコブレス」という空調システムにご興味がある方はお問合せください。

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