写真:嶺初幸

建築大工 嶺初幸

1949年生まれ 泊村出身 江別市在住

1949年生まれ。15歳の時に大工見習になり、2019年の今も大工なので、大工歴は55年を超えました。

 

泊村出身で、子どもの頃、隣家に大工の親子が居て興味を持ったのが大工になったきっかけです。15歳の時、大工の勉強ができて高卒の資格も取れるという札幌の訓練校に入って建築を3年間勉強しました。札幌の工務店にも入社し、日中は大工見習いの仕事、週に何回かは訓練校で勉強するというもので、冬は毎日訓練校で勉強でした。札幌の工務店は、牛舎とかサイロとかの建設工事が中心でした。住宅建設の大工になりたいと思い、20歳を過ぎたころ江別市に移りました。今は野幌で暮らし、船木建設で働いています。

 

江別市内を歩いていると私が建てた家、リフォームした家にも頻繁に遭遇します。たくさんの家づくりに関わってきましたが55年以上も大工をしていると全部で何棟に関わったかは、数えきれなくて覚えていません。

 

一番多く取り組んだのは住宅リフォームです。心がけているのは建物の構造を理解して適切な工事を行うこと。丁寧に養生して家具などを傷つけたりしないこと。建築主任の指示を踏まえて作業すること。ケガに気を付けること。

 

大工の仕事も50年の中で機械化が進み、新しい建材も増え、合理化により工事の期間がぐっと短くなりました。和室が減ったりデザインの変化も大きいと思います。老朽化の進んだ家の修繕、リフォームは新築よりもスキル、経験が問われます。そういう意味で大工の仕事は日々勉強です。

 

船木建設は大工出身の創業社長、2代目社長が育て、若さとアイデアのある3代目社長が引き継いでいます。若い大工もたくさんいるので船木建設の今後が楽しみです。私も自分の身体が持つまで、大工でいたいなと思います。

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